日本ケースセンター

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今なぜケースか
今日、多くの教育機関や企業研修の場で、「ケース」と呼ばれるタイプの教材が活用されています。ここで言う「ケース」とは事例教材の総称です。

企業研修の場では、「変化の早い不確実な競争社会を勝ち抜くための教育は『知識教育』では不十分だ」と思われ始めています。ここで知識教育に代わるものとして注目されているのが、実践能力向上のための教育です。これは「教育」よりも「実践訓練」という言葉を使ったほうが、より言い得ているかもしれません。

このようなトレンドは教育機関でも同様に見られます。その背景として、社会人大学院生が急増、そしてそれを受け入れる専門職大学院の定員が増大しています。専門職大学院の社会的責務は実務のスペシャリストを養成することですので、そこでは実践能力の向上にフォーカスした教育が志向されています。

実践能力を高めるための教育訓練の場には、そのようなトレーニングを支えるための適切な教材が必要です。ケースは今日、実践訓練に欠かせない教材としての地位を不動のものにしつつあります。ケースのよさは、このような実践訓練の場での使い勝手がよく、数多くのケースに当たることで実践能力の向上を確かにする訓練量を確保しやすいところにあります。このようにして行われる訓練で磨かれた能力は実務家として活躍するための礎となります。

ケースを用いた教育訓練の機会も、社会人大学院や企業内教育のみならず、民間の経営スクールから学部教育、あるいは高校教育まで急速な広がりをみせています。それに伴ってケースを教材に用いて行う授業の形態も多様化しており、授業形態に応じて適切なケースを選択する必要性も高まってきています。

「ケースとは」中の掲載内容は、ケースメソッド教育研究所代表竹内伸一氏のご協力により作成されたものです。

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