ウェストポイントの陸軍競技ボートチームのコーチは、個人の成績に関する客観的なデータをもとに、トップ8人を第1クルーチームに、第2層の漕ぎ手を第2チームに編成した。レースで第2クルーが第1クルーに勝ち続ける中、コーチはこの異常な結果の原因となるチームのダイナミクスを見極めようとした。非常にきれいで客観的な成績データを使用することで、このケースは、チームが個人の合計以上（または以下）になり得ることを明確にした。またそれを実現する要因を分析することを可能となった。