ケースメソッド授業法:HBSケース「東日本大震災ケース・シリーズ」を用いた討論授業運営の検討《CCJ/HBSP共同開催》

日時:
2026/6/26 Fri 13:30-16:30
場所:
名古屋商科大学ビジネススクール東京キャンパス 723教室(対面形式での開講です)
定員:
40名
費用:
13,200円(税込)

Harvard Business School Publishingと日本ケースセンターが共催する第6回セミナーのお知らせです。これまで同様にHBSケースを使用しますが、資料は日本語に翻訳されたものを用意し、講師の解説もすべて日本語で行います。

今回の開催趣旨

Harvard Business School Publishingと日本ケースセンターの協同企画は今年で6回目となりますが、日本で経営教育に携わる方々がHBSケースを用いて行うケースメソッド教育を支援するための研修会合、という一貫した目的を維持してまいりました。事実、この研修会合の後には、当該ケースを使用して行う大学授業や企業研修が増えており、一定の成果を上げているものと感じております。

今回のディスカッションリーダーを務めていただく本橋潤子教授は、大学学部および大学院(ビジネススクール)の双方においてケースメソッド授業を実践されてきたお一人です。

今回は本橋先生のご専門である企業倫理に関連するHBSケース「東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応」を用いた授業運営の一方法をご紹介するとともに、当ケースを含む「東日本大震災 ケース・シリーズ」の使用可能性をご参加の皆様と探求します。本セミナーが、ひとつのケースを起点にしたケースメソッド授業の奥行きや広がりを感じていただく場にも、また、ケースでの教え方を相談できる仲間を発見する場にもなればと考えております。

今回のセミナーの目的は、一義的にはケース「東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応」及びこれを含む「東日本大震災 ケース・シリーズ」の授業運営方法研究でありますが、参加者ご本人のご専門を問わず、多くの会員にご参加いただけるように、ビジネス教育以外のフィールドから参加される方々を対象とした特別予習会合(6/22月曜朝10:00-11:00/任意参加/事前申込制/zoom)もご用意しました。

ぜひ多くの皆さまにご参加いただきたく、ここにご案内申し上げます。

モデレーター

竹内 伸一(日本ケースセンター所長/名古屋商科大学ビジネススクール教授) 

ディスカッションリーダー

本橋 潤子(名古屋商科大学ビジネススクール教授)

モデレーターおよびディスカッションリーダーのプロフィール 

竹内 伸一(たけうち しんいち) 日本ケースセンター所長/名古屋商科大学ビジネススクール教授

早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。マツダ株式会社を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(修士(経営学))、慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士(教育学))。専門はケースメソッド教育。慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、特別研究講師、特任准教授を経て、2016年徳島文理大学人間生活学部教授、2018年より現職。アカデミックバックグラウンドは教育学にその基礎を置くが、教育学と経営学の両面からアプローチできる立場にある。ケースメソッド教育に関する著書・論文・記事の執筆、企業研修・大学FDへの出講のほか、講師の養成、大学や企業における組織的教育実践の支援も行っている。

本橋 潤子(もとはし じゅんこ) 名古屋商科大学ビジネススクール教授

お茶の水女子大学文教育学部卒業後、学校法人産業能率大学総合研究所に入職。企業内人材育成に関する学習プログラムの企画開発及び企業倫理推進コンサルティング業務に従事する。2019年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。2021年博士(商学)(慶應義塾大学)。産業能率大学経営学部准教授等を経て現職。立命館大学大学院経営戦略研究科客員教授、中央大学大学院戦略経営研究科兼任講師、慶應義塾大学商学部講師。企業倫理学を専門とし、「よいビジネス」と「働きがい」の関係を人材・組織マネジメントの観点から探究している。主著に『人と組織がいきる倫理マネジメント-仕事の有意味感からの探究』(2023年、白桃書房)等がある。

ケース概要

東日本大震災 ケース・シリーズ(全5ケース)

1) 東日本大震災(A)
2011年3月11日午後2時46分に発生した、マグニチュード9.0の大地震の概要、地震発生後の福島第一原子力発電所の状況、産業及び日常生活に対する影響、政府の対応、その後の概況等が簡潔にまとめられている。「東日本大震災 ケース・シリーズ」のプロローグ的な位置づけであり、当震災に係る概況を把握することができる。

2) 東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応
2011年3月11日、東日本大震災が起きたわずか数時間後、ファーストリテイリンググループ代表取締役会長兼社長の柳井正は、オフィスの近くにあるレストランで寿司を食べていた。彼は、各店舗のマネジャーがこの危機のさなかでも何をすべきか各自で決定を下せることに自信を持っていた。本ケースでは、店舗及び本社が直面した問題とそれらへの判断や対応、その後の経緯が記されている。

3) 東日本大震災(C):石巻港湾病院の対応

4) 東日本大震災(D):ローソンの対応

5) 東日本大震災(E):ヤマト運輸の対応

**予習課題及びセミナー前半のデモ授業での直接の対象とするのは「東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応」ですが、ここでは「学習者には補足情報としてケース「東日本大震災(A)」も合わせて提供される」ことを想定します。

**セミナー後半の全体討議では、「東日本大震災 ケース・シリーズ(全5ケース)」を対象に、授業運営の可能性を探究する予定です。そのため、デモ授業では対象としないケース(C)、(D)、(E)につきましても、ご一読のうえセミナーにお越しくださることを推奨いたします。

アジェンダ

導入

  • 進行 竹内伸一

Part1 デモ授業

本ケースでのティーチングを見通すために、まずは参加者側の立場からデモセッションに参加してください。デモ授業は、グループ討議、クラス討議の順に行います。このパートへの積極的な参加のためには、充実した予習が欠かせません。すべての参加者に予習課題が課され、その事前提出が求められますことをご了解ください。

  • ディスカッションリーダー 本橋潤子

Part2:授業計画の開示

本ケースのティーチングに係る本橋先生のプラン等を紹介します。また、討論運営の進め方に関する参加者のご質問にも可能な限り回答(その場でor後日Slack上で)いたします。

  • スピーカー 本橋潤子、竹内伸一

Part3:全体討議:本ケース・シリーズを用いて行う経営教育のポテンシャル探求

ここまでの議論をさらに発展させるべく、本ケース及び「東日本大震災 ケース・シリーズ」を用いて行う討論授業のフロンティアを探るための総合討議を、すべての参加者とともに行います。企業倫理への学びの枠組みを飛び越えて、さまざまな立場からの斬新な教育アイデアが交錯する場となることが、大きく期待されます。

  • 進行 竹内伸一
  • スピーカー 本橋潤子、全参加者

ラップアップ

  • 進行 竹内伸一

使用ケース

【デモ授業】
東日本大震災(A)
*「学習者」が必要に応じて参照する、補足資料の位置づけです。
東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応

【全体討議】
上記2ケースを含む「東日本大震災 ケース・シリーズ」(全5ケース)

**今回のケース・シリーズ(全5ケース)は、HBPから無償で提供されます。 参加費のお支払いが確認できた方から、日本ケースセンターよりケースPDFを配布いたします。

ディスカッション設問

ディスカッションの対象とするのは「東日本大震災(B):ファーストリテイリンググループの対応」ですが、必要に応じ「東日本大震災(A)」も参照してください。

1. 当ケースにおいて、東日本大震災におけるファーストリテイリングの危機対応とその特徴として、どのような点が指摘できますか。

2. 上記の1. のような対応がなされた背景要因として、どのようなことが考えられますか。

3. 当ケースの最後で、柳井が考えていた「「当たり前」のことをすること」とは、どのようなことを意味していると考えますか。その理由と共に説明してください。

詳細


  • 日時 2026年6月26日(金) 13:30-16:30
  • 場所 名古屋商科大学ビジネススクール東京キャンパス 723教室(対面形式での開講です)
  • 対象 高等教育ならびに高度実務者教育の提供方法として、ケースメソッド授業を運営する立場にある方々 (CCJ会員でない方は、ご入会いただく必要があります)
  • 定員 40名
  • 参加費 13,200円(消費税10%を含む)
  • 申込締切 2026年6月19日(金) 当日のタイムスタンプある方までを対象
  • 入金締切 2026年6月23日(火)

お申し込みをいただきますと、その時点で残席がある場合は、入金要領をメールにてご案内します。この時点ではまだ申し込みは受理されていません。 クレジットカードの場合は、2026年6月23日(火)の決済完了のタイムスタンプある方までが対象。銀行振込の場合は、2026年6月23日(火)17:00までに指定銀行口座への入金が確認できている方までが対象。 入金確認のできた方から順に席をお取り致します。この時点で申し込みが受理されます。 なお、銀行振込の場合は振込先口座上での入金確認をもって入金完了とさせていただきます。実際の入金日から振込先口座上での入金確認ができるまでにタイムラグが生じる場合がありますのでご注意ください。

  • 事前課題 遅くとも前週の週末辺りには予習を始めていただき、セミナー前々日の6月24日(水)24時までに、入金が確認できた方に別途ご案内するSlack上への事前課題提出をお願いいたします。

  • キャンセルポリシー ご入金後の返金は承ることができません。

お申し込み時に登録いただいた参加者情報(氏名、役職、所属教育機関、住所、電話番号、eメールアドレス)はCCJの個人情報保護規定に則って管理されるとともに、共催者であるHarvard Business School Publishingとも共有されます。