IDEO
- ケース
世界を代表するプロダクト・デザイン会社IDEOのイノベーション文化とその過程を描いたケースである。一般論として、またとりわけ大変成功したハンドヘルド・コンピュータ、パームVのデザインにおけるプロトタイプ作成や実験の重要性を強調している。あるスタジオ・リーダーがベンチャー企業(ハンドスプリング)から新しいハンドヘルド・コンピュータ(バイザー)の開発を依頼され、パームVにかかった半分以下の時間で、開発することになった。これにはIDEOの有名なイノベーション・プロセスをいくつかショートカットする必要が出るだろう。1)一流の製品開発者によるプロトタイプ作成と実験の実行、2)イノベーション・プロセスにおける遊び心、規律、構造の役割、3)著しく創造的でイノベーティブな企業文化の創造と管理における経営的な挑戦、に焦点を当てる。