イノセンティブ・ドットコム(A)
- ケース
イノセンティブ・ドットコムは、大規模な組織の研究開発ラボと多様な外部ソルバーを、イノベーション・コンテストを通じて結びつけている企業であった。同社は自社のコミュニティ上でコラボレーションを可能にすることの是非について、決断を求められていた。本ケースでは、分散型イノベーション・システムの仕組みがどう機能するかの基礎と、研究開発を外部に保持することの利点を取り上げる。オープンソースの概念をソフトウェアの分野以外の環境にどのように適用するのかにも関連付けている。イノベーション・コンテストにソルバーが参加するそもそもの理由と企業側が得るメリットについて記述している。それまで競争がその根底にあったコミュニティが、コラボレーションにシフトをすることができるのかどうかという課題が浮かび上がった。