グーグルを「グーグルらしく」保つ
- ケース
このケースはグーグルの2008年を舞台に、どのようにして、官僚主義、意思決定の遅延、可視性の欠如、組織的な矛盾といった、企業の急成長に潜む負の副産物を避けるために取り組んできたか分析している。本ケースの主人公、キム・スコットが2004年にグーグルで働き始めた当時、彼女は起業家精神を持った小さな企業を好んでいたため、数年後もここで働き続けているかどうかと疑問に思っていた。そして2008年になり、グーグルが今も入社当初と変わらぬ起業家的雰囲気をとどめていることが、彼女にはうれしかった。彼女は同僚と共に、グーグルが同社の規模が倍増し続ける中で、どのようにその文化を維持してこられたのかを振り返った。