エアバスA3XX: 世界最大の民間ジェット機の開発(A)
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2000年7月、エアバス・インダストリーの監査役会は、A3XXとして知られる、座席数550~1000を持つ新スーパージャンボ機の開発に対する、130億ドルの投資を承認しようとしていた。新ジェット機におよそ20機の注文を確保し、監査役会は、この投資を正当化するだけの、十分な長期需要が見込めるかどうかを判断しなければならなかった。当時、エアバスは、座席数500以上の超大型旅客機(VLA)市場で今後20年間の需要は1500機を超え、3500億ドル以上の売上高を生むと予測した。エアバスによれば、250機を販売すれば採算がとれ、今後20年間で750機もの販売を確信していた。このケースは、2種類の予測を検討し、投資の規模や長期需要の不確実さを踏まえた上で、事業化を進めるかどうかを問うものである。
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