ダナハー・コーポレーション
- ケース
1985~2007年の間、ダナハーは米国で最も業績を上げた産業コングロマリットのひとつであった。このケースでは、多角化したグローバル企業の企業戦略を検証する。同社のポートフォリオ戦略とダナハー・ビジネス・システム(同社が成長と価値創造を推進するために開発した系統的かつ広範囲な組織プロセス)を説明する。しかし2008年、同社は歴史的な高業績を維持するために、様々な課題に直面していた。第一に、本業のオーガニック成長と買収による成長のバランスを維持することができるのだろうか。第二にプライベート・エクイティとの激化する競争がどのように影響するだろうか。第三に、この「継続的改善」戦略をどこまで続けることができるのだろうか。