メルク・アンド・カンパニー社 (A)
- ケース
大手製薬会社の一つであるメルク(Merck&Co.、Inc.)は、その人事方針にそった実践結果のレビューと評価を行っている。従業員のインタビューでは、優れたパフォーマンスに対して、報酬で報いることは必ずしも適切ではないことが明らかになってきた。成績優秀者は、多くの場合、平均的なパフォーマーに与えられたものより、若干良い給料を受け取っていた。実際には多くの場合、何が優れたパフォーマンスなのかは、明確に定義されているわけではない。ケースでは、目標自体が、評価対象者に対して、パフォーマンス評価システムにありがちな一般的な課題や欠陥を示している。つまりパフォーマンスに関係なく、従業員に均一の評価を下してしまう評価者側の問題に取り組むことである。代替の評価システムを提案し、実りのある議論を展開する必要がある。
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