メアリー・ケイ・コスメティックス:アジア市場への進出
- ケース
1993年2月、メアリー・ケイ・コスメティックス社のグローバルマーケティンググループの上級副社長であるカラン・ダンデュラン氏は、同社の国際事業を振り返っていた。メアリー・ケイ・コスメティックス社の製品は15年以上前から米国外で販売されていたが、1992年には10億ドルのうち海外売上高は11%に過ぎなかった。対照的に、メアリー・ケイ・コスメティックスの米国の競合企業の一つであるエイボン・プロダクツ社は、1992年には36億ドル(卸売価格)の売上高の55%以上を国際市場から得ていた。