グラクソ・スミスクライン: 医薬品探索の再編成 (A)
- ケース
グラクソ・ウェルカムとスミスクライン・ビーチャムの合併により生まれた、グラクソ・スミスクライン(GSK)の創薬部門の組織再編を描く。この再編により、2000名近い研究者が6つの卓越した創薬研究拠点(CEDD)に配置された。CEDDはそれぞれ、限られた治療分野を集中的に取扱い、医薬品の開発の初期段階における工程についての意思決定権を持っていた。CEDDの新しい組織構造と、GSKの研究開発組織の中で、まだ中央集権的な性格を残している部門とCEDDの関係を描く。研究開発における集中と多様化それぞれの利点、分散化した意思決定と調整に基づく意思決定それぞれの果たす役割、また、ある事業運営モデルの構造的側面とインフラ的側面(例:業績に応じた奨励策)を連携させることの重要性にまつわる問題を扱う。医薬品業界での合併という実際の状況を取り上げたこのケースは、学習者に組織形態と事業運営上の業績の相互作用について考察させ、視野を広げる。
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