1991年以降のロシア経済の変遷、制度整備の問題点を浮き彫りにし、2000年にプーチン大統領が直面した課題を調査する。第1部では、ボリス・エルツィン大統領の下での自由化、安定化、民営化の概要を簡単に説明している。第二部では、ロシアが1990年代に経験した経済的困難について、デモニー化、連邦制、税金、契約の執行、法制度、1998年の金融危機、公衆衛生などを含めて説明している。プーチン大統領の政治的、経済的な計画で締めくくられる。