「リンクトイン・ラーニング」が教育を巡る環境を破壊するのか?

Stefan Michel Maxim Kolesnik Mario Perez Dominik Reinhard

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リンクトインはインターネット上で世界最大のプロフェッショナル・ソーシャル・ネットワークであり、200カ国を超える国々に、4億人以上の会員を有していた。同社は上場企業で、多様なビジネスモデルを有し、売上高は人材ソリューション(62%)、マーケティング・ソリューション(20%)、プレミアム会員料金プロダクト(18%)からなっていた。リンクトインはカリフォルニア州マウンテンビューに本社を置いていた。現在24カ国語で利用でき、世界中30都市のオフィスには8700名以上のフルタイム従業員がいる。同社は2002年に創業され、2011年5月19日の新規株式公開を経て上場された。また、プロフェッショナルからの新規会員登録は、1秒間に2名以上というスピードで行われるようになっていた。一方、リンクトインには3900万人以上の学生と大学新卒者もおり、これが同社で最も成長している層である。リンクトインによって先ごろ買収されたリンダ・ドットコムは、ソフトウェア、クリエイティブ、ビジネススキルに関する動画を何千コースも提供する、オンライン教育企業であった。同社は各分野の業界専門家が教えるチュートリアル動画を制作する。オンライン動画20コースのシリーズとして始まったものが、現在では6300以上のコース、コーディングからマーケティング、ビジネスに至る全トピックで、26万7000ものチュートリアル動画を有するまでに成長していた。これらはウェブブラウザーだけでなく、現在はスマートフォンやタブレットでも視聴可能である。リンクトインは15億米ドルでリンダ・ドットコムを取得したが、これは同社史上最大かつソーシャルメディア業界でも4番目の規模となる買収であった。同社はこれにより一夜にして教育テクノロジー市場に参入することができるようになった。リンクトインがこの買収で何を実現しようとしているのかは、この段階ではまだ不明瞭である。この買収は新たなITバブルが始まる兆候なのだろうか。それともリンクトインは本当に教育領域で競争することを狙っているのだろうか。

出版日
2016/12
改訂日
2020/04
業種
情報通信
その他
領域
経営・戦略
ボリューム
17ページ
コンテンツID
CCJB-IMD-17002-03
オリジナルID
IMD-7-1843-JP
言語
日本語
翻訳
English