「在来作物」の価値を世に知らしめたプロフェッショナルたちの信念の物語

無登録農薬「事件」からユネスコ食文化創造へと導いた士たちの「戦い」

水野由香里

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Case Center Japan

2002年7月30日、山形県に激震が走った。「農業県」を標榜する山形県で、発がん性が疑われて製造が中止された無登録農薬を販売したとして、種苗店経営者らが逮捕された。31日以降、山形県の農家がこの無登録農薬を長年使用してきたという報道が続々と
なされた。
そして、報道は日を追うごとに過熱した。「農家が意図的に無登録野菜を使用した」「(その後、出荷時に無登録農薬不使用を誓約する文書の添付が義務づけられてから)偽って誓約書を提出していた」という報道まで確認されるようになる。一連の報道や農家の対応を受け、当時の山形県知事までも「山形県は『農業県』返上だ」と、匙を投げた。こうして、山形県の農業は、壊滅的な状況に陥ることになる。鶴岡も例外ではなかった。

しかし、この「事件」から干支が一周した2014年の12月、鶴岡市は、ユネスコ食文化創造都市の認定を受けることとなる。鶴岡は、一度、失った食の安全の信頼をどのようにして取り戻したのか?そして、鶴岡市が、なぜ、このような成果を成し遂げることができたのだろうか?ここに至るまでには、プロフェッショナルたちの信念と戦いの軌跡があった。

出版日
2020/07
業種
食品・家庭用品
サービス
公益・インフラ
領域
経営・戦略
マーケティング
組織行動・人的資源管理
ボリューム
22ページ
コンテンツID
CCJB-OTR-18060-01
オリジナルID
YMC_0008
ケースの種類
情報ケース/フィールド・リサーチ/実名ケース/実在ケース/
言語
日本語