hhcとまちづくり

村上恭一

  • ケース
Case Center Japan

内藤晴夫は1986年エーザイ株式会社3代目代表取締役社長に就任した。就任した当時はバブル景気の真っただ中で、医師への接待攻勢が毎夜のみならず休日も繰り返されていた。就任後内藤はエーザイ・イノベーション宣言「世の中変わります。あなたは変われますか。」を発した。具体的には「薬を売るな」「まちづくり」である。内藤はhhc概念を構築し変革に邁進していく。株主主権論に傾く最中の2005年に定款を「患者様とそのご家族の喜怒哀楽」「使命は、患者様満足の増大」等々と変更した。知創部を直轄組織として設立し、認知症の患者様が暮らしやすい「まちづくり」のための組織を次々と立ち上げるなど組織改革に取り組んだ。海外ではWHOの課題解決に薬の無料販売事業に取り組み、かつ、所得に応じた価格設定もおこなっている。直近ではhhceco概念を打ち立て2020年には再度定款を「社会善を効率的に実現する。」「使命は、患者様と生活者の皆様の満足の増大」「他産業との連携によるhhcエコシステム」「日常と医療の領域で生活する人々の「生ききるを支える」ことである。」等々と変更し社会課題の解決に取り組んでいる。

出版日
2024/07
業種
医療・医薬品
領域
経営・戦略
ソーシャル・エンタープライズ
企業倫理・CSR
ボリューム
8ページ
コンテンツID
CCJB-OTR-23012-01
ケースの種類
理論適用ケース/出版物・公開情報/実名ケース/実在ケース
言語
日本語
カラー
製本の場合、モノクロ印刷での納品となります。