《オンライン開催》12/8 第29回ケースメソッド研究会

日時:
2020/12/08 Tue 13:30-17:00
場所:
オンライン (Zoom)
定員:
30名程度名
費用:
3,000円

このイベントは終了しています。

 現在のコロナウィルス感染の状況を鑑み、今回もオンライン開催とさせていただきます。 


CCJケースメソッド研究会

 日本ケースセンターでは、ケースで教える場のあり方を教育者間で探究し、かつ共有する目的で、2009年より「CCJケースメソッド研究会」を開催してきました。貿易研修センター運営時代に25回、名古屋商科大学ビジネススクールに運営が移ってからもすでに3回実施しており、次回が通算29回目となるロングラン研究会となっています。<br/>  この研究会は必ずしもケースメソッド初心者向けの研究会合ではありませんので、毎回の会合は経験豊富な参加メンバーが中心にはなりますが、毎回必ず何人かの新規参加者も交えており、ケースメソッド教育実践の先輩後輩が触れ合う場、また人脈づくりの場としても役立っているかと思います。実際に参加している方々は、大学教員、セミナー講師、セミナー会社の教育企画担当者、企業等の教育訓練担当者などで、「研究会」と銘打ってはおりますがアカデミック一辺倒な会合ではありませんので、ケースメソッドを理解する必要度が高い方(CCJ会員であることが必須です)であれば、参加していただけます。

内容

 本研究会は毎回平日午後の3時間半程度を使い、1)参加者の代表(ディスカッションリーダー)によるケースメソッド模擬授業、2)模擬授業へのフィードバック、の2本柱で行います。研究会に参加される会員は、この模擬授業に学修者の立場で参加し、当該のケースから自らも学ぶとともに、ディスカッションリーダーの授業運営に建設的なコメントを述べ合うことで、実践された模擬授業を磨きつつ、当該ケースでの教育可能性を拡大する方向に探究していきます。なお、本研究会は年間4回の開催を目指しております。

当日までのプロセス

本研究会の開講スケジュールと模擬授業内容は、毎回、以下のプロセスを経て決まっていきます。

決定タイミング①【研究会の75-60日前】<br/> ひとつの研究会が終わりますと、次の研究会でのディスカッションリーダー(模擬授業運営者)が決まり、開催日が決まります。このタイミングでお申し込みいただいても構いませんが、研究会当日にディスカッションリーダーがどのようなケースを用いるかはまだ明らかでありません。

決定タイミング②【研究会の60-45日前】<br/> ディスカッションリーダーが研究会当日に使用するケースを決め、参加者に模擬授業の目的や内容の概要を情報発信します。お申し込みはこのタイミングまでにお願いします。人数が定員に達したところで締切とさせていただきます。

決定タイミング③【研究会の15-10日前】<br/> ディスカッションリーダーが研究会当日のディスカッションのための設問を決定し、参加者に連絡します。参加者は当日の3日程度前までに、ディスカッションリーダーが提示した設問への自分なりの回答を発言準備内容として書き出し、事前にCCJに提出しつつ、研究会の当日をお待ちいただきます。

お申し込みの方法

 CCJウェブサイトから、直接お申込みください。また、本研究会には毎回定員を上回る会員様からのお申し込みがございます。お申し込みが受理された方で当日のご参加が難しくなった方には、最後までスケジュール調整等のご努力をお願いしたい気持ちもありますが、無理なくご参加いただける方に席をお譲りいただく意義もあろうかと思います。各自のご判断でかまいませんので、お早目にご連絡いただくこともご検討ください。なお、はじめて参加される方は、事前に日本ケースセンター竹内宛(info@casecenter.jp)にご連絡いただくか、すでに本研究会に参加経験のある会員からの簡単なご紹介メッセージを、メールに添付するなどしてお送りいただけますと幸甚です。


今回(第29回)の詳細


現在「決定タイミング①【研究会の75-60日前】」の時期であり、ディスカッションリーダーが決定いたしました。以下、詳細をご覧ください。


◇ディスカッションリーダー

鶴ケ谷 典俊(合同会社manabico 共同代表)


◇モデレーター

竹内 伸一(日本ケースセンター 所長、名古屋商科大学ビジネススクール 教授)


◇今回使用するケース

タイトル:LIXILグループコーポレーション: 古い産業に設立された新しい会社
注)こちらは現在登録中の新作ケースです。登録が完了次第ご案内致します。


◇ディスカッションリーダーからのメッセージ

 今回はHBSから日本語版が発行されたばかりの「LIXILグループコーポレーション」を用いてケース討議を行います。このケースは、付属資料を含めると34ページになる長文のケースです。ケースの記述はLIXILの前身企業の歴史から始まりますが、記述の大半はLIXILが設立された2011年から2018年春までの7年間に集中しています。この7年の間にトップの交代が2度あり、3人の人間がLIXILのトップとして経営を行なっています。
 当日の議論は3人のトップの内、瀬戸氏に焦点を絞ります。彼の行動や思考について議論することで、リーダーシップと組織変革についての学びを得たいと考えています。
 討議後の振り返りでは、オンラインでの討議を豊かにすることを意図して行われた取り組みはうまく機能したのか、長文のケースをどのように扱うのか、翻訳されたケースを使う際の注意点について等もみなさんと議論したいと考えています。


◇ディスカッション設問(予習課題)

LIXILは2018年末あたりからニュースで話題になることが多い企業です。みなさんはLIXILについてどのような印象をお持ちでしょうか。私はケースにおける瀬戸氏の考え方や行動に焦点を当てた議論をすることは、LIXILという企業の経営の最前線を理解する手助けとして有用であると考えました。瀬戸氏はなぜLIXILの変革を進めることができたのか。このことを念頭に以下の予習用設問を考えてください。

設問1:瀬戸氏が社長兼CEOに就任することになったLIXILグループはどのような企業でしょうか。LIXILの規模・歴史・業績水準の観点から考察してください。
設問2:瀬戸氏が主導したLIXILの変革はどのような狙いを持って実行されたと考えますか。


◇開催情報

日時 :2020/12/8(火) 13:30-17:00
定員 :30名程度
参加費:3,000円
お申し込みいただいた方にお支払い方法の詳細をご案内致します。