ピザ・リパブリックはマイナーグループの1事業部で、食品サービス店舗の経営・運営管理に焦点を置いている。このケースシリーズは1999年11月から2000年2月までの期間に起こった出来事で、タイにおけるピザハットのフランチャイズ契約更新に関して、ピザ・リパブリックとアメリカトライコン・レストランとの間の契約交渉のプロセスを追っている。タイで20年にわたり、ピザハットのブランドを管理してきたピザ・リパブリックは、契約更新が順調に出来ない場合は、新規にピザブランドを開発しなければならない。ケース（A）では、ピザ・リパブリックの運営責任者（COO）が、ピザハットとの契約交渉が行き詰まっていることを踏まえ、自社のチームに現在おかれた状況に直視させ、万一交渉が決裂した場合に備えて、真剣に代替案を考えるように説得しなければならない状況に立たされている。ケースは（B）（C）（D）（E）と続き、交渉のその後の展開を追う。