B銀行の自動車ローン再構築
- ケース
個人部門ローン担当Y氏は、2010年下期の予算策定にあたり、3月の自動車ローンの新社会人向けキャンペーンをいかに行うべきか考えていた。B銀行は県内トップ地銀で、県内全域をカバーする店舗108ヵ店・ATM台数580台を有している。ところが個人向け無担保ローンに限っては全般にシェアが低く、特に自動車ローンはこの2年間、貸出残高が減り続けていた。金融機関で他に競合するのはJAや労金で、県内2番手の銀行や信金がそれに続く。クレジット会社や信販会社に直接郵便などでローンを申し込む人の割合もかなりある。不景気とはいえ、県内の自動車販売台数が極端に減っているわけではない。競合する銀行の公表されている自動車ローン残高も減少していない。地域的に移動手段として自動車は必須で、各家庭に1台かそれ以上の保有がある。3月・7月のキャンペーン時期、特に期末と重なる3月には、積極的な営業活動とそれを支援するための集中的なプロモーションが毎年実施され、キャンペーン期間中のみ、通常時の2倍の金利優遇を行っている。果たして、Y氏はどのような施策を考えるのか。
- 出版日
- 2008/03
- 業種
- サービス
- 金融
- 領域
- 経営・戦略
- マーケティング
- 組織行動・人的資源管理
- ボリューム
- 5ページ
- コンテンツID
- CCJB-OTR-15012-01
- ケースの種類
- 分析ケース/一般経験則/仮名ケース/実在ケース
- 言語
- 日本語
- カラー
- 製本の場合、モノクロ印刷での納品となります。