第27回CCJケースメソッド研究会@東京2/7

日時:
2020/2/07 Fri 13:30-17:00
場所:
名古屋商科大学ビジネススクール東京キャンパス
定員:
28名
費用:
3,000円

このイベントは終了しています。

CCJケースメソッド研究会

 日本ケースセンターでは、ケースで教える場のあり方を教育者間で探究し、かつ共有する目的で、2009年より「CCJケースメソッド研究会」を開催してきました。貿易研修センター運営時代に25回、名古屋商科大学ビジネススクールに運営が移ってからもすでに1回実施しており、次回が通算27回目となるロングラン研究会となっています。<br/>  この研究会は必ずしもケースメソッド初心者向けの研究会合ではありませんので、毎回の会合は経験豊富な参加メンバーが中心にはなりますが、毎回必ず何人かの新規参加者も交えており、ケースメソッド教育実践の先輩後輩が触れ合う場、また人脈づくりの場としても役立っているかと思います。実際に参加している方々は、大学教員、セミナー講師、セミナー会社の教育企画担当者、企業等の教育訓練担当者などで、「研究会」と銘打ってはおりますがアカデミック一辺倒な会合ではありませんので、ケースメソッドを理解する必要度が高い方(CCJ会員であることが必須です)であれば、お気軽にご参加いただけます。

内容

 本研究会は毎回平日(主に金曜日)午後の3時間半程度を使い、1)参加者の代表(ディスカッションリーダー)によるケースメソッド模擬授業、2)模擬授業へのフィードバック、の2本柱で行います。研究会に参加される会員は、この模擬授業に学修者の立場で参加し、当該のケースから自らも学ぶとともに、ディスカッションリーダーの授業運営に建設的なコメントを述べ合うことで、実践された模擬授業を磨きつつ、当該ケースでの教育可能性を拡大する方向に探究していきます。なお、本研究会は年間4回の開催を目指しております。

当日までのプロセス

本研究会の開講スケジュールと模擬授業内容は、毎回、以下のプロセスを経て決まっていきます。

決定タイミング①【研究会の75-60日前】<br/> ひとつの研究会が終わりますと、次の研究会でのディスカッションリーダー(模擬授業運営者)が決まり、開催日が決まります。このタイミングでお申し込みいただいても構いませんが、研究会当日にディスカッションリーダーがどのようなケースを用いるかはまだ明らかでありません。

決定タイミング②【研究会の60-45日前】<br/> ディスカッションリーダーが研究会当日に使用するケースを決め、参加者に模擬授業の目的や内容の概要を情報発信します。お申し込みはこのタイミングまでにお願いします。人数が定員に達したところで締切とさせていただきます。

決定タイミング③【研究会の15-10日前】<br/> ディスカッションリーダーが研究会当日のディスカッションのための設問を決定し、参加者に連絡します。参加者は当日の3日程度前までに、ディスカッションリーダーが提示した設問への自分なりの回答を発言準備内容として書き出し、事前にCCJに提出しつつ、研究会の当日をお待ちいただきます。

お申し込みの方法

 CCJウェブサイトから、直接お申込みください。また、本研究会には毎回定員を上回る会員様からのお申し込みがございます。お申し込みが受理された方で当日のご参加が難しくなった方には、最後までスケジュール調整等のご努力をお願いしたい気持ちもありますが、無理なくご参加いただける方に席をお譲りいただく意義もあろうかと思います。各自のご判断でかまいませんので、お早目にご連絡いただくこともご検討ください。なお、はじめて参加される方は、事前に日本ケースセンター竹内宛(info@casecenter.jp)にご連絡いただくか、すでに本研究会に参加経験のある会員からの簡単なご紹介メッセージを、メールに添付するなどしてお送りいただけますと幸甚です。


今回(第27回)の詳細

 今回開催は現在「決定タイミング②【研究会の60-45日前】」の時期にあり、開催日、ディスカッションリーダー、使用するケースまでが決定いたしました。また、設問の決定タイミング③には少々早いですが、ディスカッションリーダーより設問が届きましたので、公開します。以下、詳細をご覧ください。
 ケースや設問をご覧になって、興味を持たれた方は、残席がわずかにございますので、今からでもお申し込みください。

◇ディスカッションリーダー

黒岩 健一郎(青山学院大学ビジネススクール 教授)

◇モデレーター

竹内 伸一(日本ケースセンター 所長、名古屋商科大学ビジネススクール 教授)

◇今回使用するケース

タイトル:バーバリーの新たなる挑戦
ケースID:CCJB-IVE-18038-01
URL:https://casecenter.jp/case/CCJB-IVE-18038-01.html
参加が確定した方は各自ご購入いただきますようお願いいたします。

◇ディスカッションリーダーからのメッセージ

 今回は、IVEYから発行されている「バーバリーの新たなる挑戦」のケースメソッド教育設計に取り組みます。このケースでは、2014年時点のバーバリーCEOの立場になり、経営戦略を考えます。当時バーバリーは、ファストファッションの台頭、デジタル技術の進化、そして新たなコミュニケーション・チャネルの普及という環境変化に直面しており、それへの適応が求められていました。
 このケースは比較的新しく(2017年発行)、現代的なテーマである、いわゆるデジタルトランスフォーメーションに関して議論できる(できるのではないかと思う)ケースです。また、HBSが発行している2003年時点のケース「バーバリー」と連続で使用すると、バーバリーの歴史的な経営の変遷も学習できます。
 模擬授業では、ケース執筆者が想定している教育目的を中心としながらも、比較的自由度の高い議論を展開したいと思っています。設問も抽象度を高くして、広がりがある議論を望んでいます。そして、このケースで学べる点を探索していきたいと思います。さまざまな分野の専門の方々が集まり議論できることを望んでいます。よろしくお願いします。

◇ディスカッション設問(予習課題)

2014年春、あなたは、前任のアンジェラ・アーレンツからバーバリーのCEOを引き継ぐことになりました。

1、バーバリーは、どのような問題に直面していますか。
2、あなたは、その問題に対して、どのような方針で臨みますか。また、具体的には、どのようなアクションを取りますか。

【学習上の注意】
ケース教材に記述されている情報以外に、追加で情報を収集する必要はありません。必要な情報がないと感じた場合は、ケース教材に記述されている情報をもとに、論理的な推測を加えたり、合理的な仮定をおいたりして考えてください。

【補足説明】
特になし

【補足資料】
特になし

◇開催情報

日時 :2020/02/07 Fri 13:30-17:00
場所 :名古屋商科大学ビジネススクール東京キャンパス
定員 :28名
参加費:3,000円