第38回ケースメソッド研究会《年度末特別企画：ケースメソッド教授法テキスト執筆者対談》

CCJケースメソッド研究会

日本ケースセンターでは、ケースメソッドで教える教育者を支援するための研究会合である「ケースメソッド研究会」を年に4回開催しています。具体的には、日本ケースセンターの学術会員が持ち回りでケース教材をひとつ選択し、そのケースで実際にデモ授業を執り行うことで、他講師のインストラクションから学んだり、そのケースでの学修可能性を探究します。

この研究会はケースで教えるビギナーの方にもご参加いただける会合ではありますが、ビギナーが参加するには「敷居が高い」という声も時おり耳にします。そのようなご意見を踏まえ、1～2年に一度くらいは多くの方が参加しやすいイベントをと考え、今回のイベントにたどり着きました。

構想のきっかけは、昨年の10月と11月に立て続けにケースメソッド教授法の教科書が新たに出版されたことです。そこから、すでに出版されているものと合わせた3冊の教科書を、ケースメソッド研究会で一気にご紹介しようというアイデアが持ち上がり、3冊の著者たちによるディスカッションをオンラインでお届けすることで、ケースメソッド教育を身近に感じていただこうという主旨で、このイベントが企画されました。

よって今回は日本ケースセンターの会員資格も問いません。また、参加費もいただきません。ケースメソッドで教えることには興味があるものの、なかなかそのきっかけがつかめないと感じている方に多数ご参加いただき、ケースで教えることの第一歩を踏み出すために、どの教科書が、どのように価値提供しれくれるのかを知っていただく機会となれば幸甚です。

お申し込み方法

CCJウェブサイトから、直接お申込みください。お申し込みが受理された方で当日のご参加が難しくなった方には、最後までスケジュール調整等のご努力をお願いしたい気持ちもありますが、無理なくご参加いただける方に席をお譲りいただく意義もあろうかと思います。各自のご判断でかまいませんので、お早目にご連絡いただくこともご検討ください。

今回（第38回）の詳細

◇ファシリテーター

事業構想大学院大学 教授
丸尾 聰

◇スピーカー

元中央大学ビジネススクール 教授
百海 正一

立命館大学ビジネススクール 教授
水野 由香里

青山学院大学ビジネススクール 教授
黒岩 健一郎

名古屋商科大学ビジネススクール 教授
竹内 伸一

◇取り上げる教科書

• 百海正一（2022）『ケースメソッド・ティーチング』学文社
• 水野由香里・黒岩健一郎（2022）『ケースメソッドの教科書 －これさえ読めば授業・研修ができる－』碩学舎
• 竹内伸一（高木晴夫監修）（2010）『ケースメソッド教授法入門 －理論・技法・演習・ココロ－』慶應義塾大学出版会

◇事前課題など

事前提出が必要な課題などはありませんが、参加申し込みをいただいた方を順次研究会Slack（ビジネスチャットシステム）にご案内します。そこに当日に向けての運営のリクエストや著者への質問事項を書き込んでいただき、当日までにも参加者間の交流が進むようにしたいと考えています。

◇開催情報

日時　：2023/3/30（木） 13:30-17:00
開催方法：オンライン（Zoom）
定員　：50名
参加費：無料（ただし事前申し込みが必要です）