第40回ケースメソッド研究会:N1取らせろって言うけれど《オンライン開催》

日時:
2024/3/27 Wed 13:30-17:00
場所:
オンライン (Zoom)
定員:
30名
費用:
5,000円(今回の参加費にはケース代は含まれません)

このイベントは終了しています。

CCJケースメソッド研究会

 日本ケースセンターでは、ケースで教える場のあり方を教育者間で探究し、かつ共有する目的で、2009年より「CCJケースメソッド研究会」を開催してきました。貿易研修センター運営時代に25回、名古屋商科大学ビジネススクールに運営が移ってからもすでに14回実施しており、今回が通算40回目となるロングラン研究会となっています。この研究会は必ずしもケースメソッド初心者向けの研究会合ではありませんので、毎回の会合は経験豊富な参加メンバーが中心にはなりますが、毎回必ず何人かの新規参加者も交えており、ケースメソッド教育実践の先輩後輩が触れ合う場、また人脈づくりの場としても役立っているかと思います。実際に参加している方々は、大学教員、セミナー講師、セミナー会社の教育企画担当者、企業等の教育訓練担当者などで、「研究会」と銘打ってはおりますがアカデミック一辺倒な会合ではありませんので、ケースメソッドを理解する必要度が高い方(CCJ会員であることが必須です)であれば、参加していただけます。

内容

 本研究会は毎回平日午後の3時間半程度を使い、1)参加者の代表(ディスカッションリーダー)によるケースメソッド模擬授業、2)模擬授業へのフィードバック、の2本柱で行います。研究会に参加される会員は、この模擬授業に学修者の立場で参加し、当該のケースから自らも学ぶとともに、ディスカッションリーダーの授業運営に建設的なコメントを述べ合うことで、実践された模擬授業を磨きつつ、当該ケースでの教育可能性を拡大する方向に探究していきます。なお、本研究会は年間4回の開催を目指しております。

当日までのプロセス

本研究会の開講スケジュールと模擬授業内容は、毎回、以下のプロセスを経て決まっていきます。

決定タイミング① ひとつの研究会が終わりますと、次の研究会でのディスカッションリーダー(模擬授業運営者)が決まり、開催日が決まります。このタイミングでお申し込みいただいても構いませんが、研究会当日にディスカッションリーダーがどのようなケースを用いるかはまだ明らかでありません。

決定タイミング② ディスカッションリーダーが研究会当日に使用するケースを決め、参加者に模擬授業の目的や内容の概要を情報発信します。お申し込みはこのタイミングまでにお願いします。人数が定員に達したところで締切とさせていただきます。

決定タイミング③【研究会の15-10日前】 ディスカッションリーダーが研究会当日のディスカッションのための設問を決定し、参加者に連絡します。参加者は当日の3日程度前までに、ディスカッションリーダーが提示した設問への自分なりの回答を発言準備内容として書き出し、事前にCCJに提出しつつ、研究会の当日をお待ちいただきます。

お申し込みの方法

 CCJウェブサイトから、直接お申込みください。また、本研究会には毎回定員を上回る会員様からのお申し込みがございます。お申し込みが受理された方で当日のご参加が難しくなった方には、最後までスケジュール調整等のご努力をお願いしたい気持ちもありますが、無理なくご参加いただける方に席をお譲りいただく意義もあろうかと思います。各自のご判断でかまいませんので、お早目にご連絡いただくこともご検討ください。なお、はじめて参加される方は、事前に日本ケースセンター竹内宛(info@casecenter.jp)にご連絡いただくか、すでに本研究会に参加経験のある会員からの簡単なご紹介メッセージを、メールに添付するなどしてお送りいただけますと幸甚です。


今回(第40回)の詳細


◇ディスカッションリーダー


鈴木 綾乃(横浜市立大学 グローバル都市協力研究センター 日本語担当准教授)


◇モデレーター


竹内 伸一(名古屋商科大学ビジネススクール 教授)


◇今回使用するケース


N1取らせろって言うけれど
*各自の予習に向けて、ケースはCCJサイトから事前にご購入ください


〈ケース概要〉

中堅日本語教師高村美紀は、美術系の中堅私立大学であるさくら大学で働いている。さくら大学は10年前から経営戦略として留学生の獲得に力を入れており、その戦略の一環で専任教員として1年前に採用されたのが高村である。留学生はほぼ全員が中国・台湾といった漢字圏出身で、入学時の日本語レベルは、日本語能力を測定し認定する「日本語能力試験」のN2(日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理することができる)レベルである。
大学理事長は日本語教育や留学生教育の専門家ではないが、国際交流に力を入れており、月に1回行われる国際交流センター会議でも大きな力を持っているようである。その理事長は、日本語能力試験の最高レベルであるN1を、在学する留学生全員が卒業までに取得するべきであり、それが大学のアピールにつながると考えているため、高村に対して留学生のN1取得率向上を強く求めている。しかし留学生はN1取得の必要性を感じておらず、高村も、N1の試験対策よりも会話能力の向上を目指した授業を行いたいと考えている。


◇ディスカッションリーダーからのメッセージ


私は日本語教育を専門としていますが、常々、日本語教育に直接関わる人だけで日本語教育の話をすることの限界を感じています。そこで、もともと日本語教育を専門とする人のために作られた「N1取らせろって言うけれど」を、今回のケースとして選択しました。日本語教師が主人公の本ケースは、日本語教育が専門ではない方にとっては一見関係ないことのように思えるかもしれませんが、私のような日本語教育を専門とする者から、そうでない方々への問いかけとして読んでいただければうれしいです。また、日本語教育に関わる方にとっては、本ケースのディスカッションを分野外の方と行うことで、日ごろのもやもやを解消する手掛かりが得られれば、と思います。当日、さまざまな背景を持つ皆さんとディスカッションできることを楽しみにしております。


◇ディスカッション設問(予習課題)


1)高村が現在直面している問題はどのようなものか。

2)高村・武藤理事長・留学生は、「日本語能力試験N1取得」についてどのように考えているか。

3)高村はさくら大学で日本語教育を行うにあたり、留学生にN1を取らせることを最優先すべきか。それはなぜか。


◇開催情報


日時 :2024/3/27(水) 13:30-17:00
定員 :30名程度
参加費:5,000円(今回の参加費にはケース代は含まれません)
お申し込みいただいた方にお支払い方法の詳細をご案内いたします。
*参加費をお支払い後のキャンセルの場合、返金はいたしかねます